Tom Petty And The Heartbreakers のアルバムから1曲ずつお気に入りを選曲します。この1曲だけというのがミソで、これがなかなか難しい。まず初期のアルバム5枚からセレクト。一言コメントとともに。順番はアルバム発表順で。
①Breakdown
album:"Tom Petty And The Heartbreakers" (1976)
https://www.youtube.com/watch?v=dqxns-JTTqA
お世辞にも派手とは言えないイントロで始まる。乾いたスネア、バスドラム、そして、どこか印象深いギターイントロ。そこに、トムのボーカルが重なる。⌈It's alright if you love me~⌋
曲はクレッシェンド的に盛り上がっていく。Tom Petty 初期の代表曲。ライブでは7~8分演奏する場合も。これがまた格好良いのよ。
②Listen To Her Heart
album: "You're Gonna Get It!" (1978)
https://www.youtube.com/watch?v=OCbkKLrJwZ8
Breakdownとはうって変わって、キャッチーにハモるギターイントロ。そして何気に入るベースも印象的。ハモるボーカルはとても綺麗で、1音符1単語で進む歌詞はとてもわかりやすい。エンディングもとてもシンプル。なじみやすいポップ・ロックンロールのお手本。
③Louisiana Rain
album: "Damn The Torpedoes" (1979)
https://www.youtube.com/watch?v=7XCjBvA1E8M
この曲を選曲していいんだろうか。Refugeeでなくてすいません。派手なところは一切いないものの、曲の流れが自然でとても落ち着くんですよ。
④Insider
album:"Hard Promises" (1981)
https://www.youtube.com/watch?v=x7bjXWzms5I
トム・ペティファンにはお馴染みのスティーヴィー・ニックスとの共演曲。二人ともダミ声系ボーカルにもかかわらず、歌い始めるとお互いの魅力を高め合う。ハモりも美しい。そして、プロモビデオでお二人とも若い!
⑤Straight Into Darkness
album: "Long After Dark" (1982)
https://www.youtube.com/watch?v=A7HDuVj5RwE
とても印象的なピアノ、そしてギターイントロ。トムのボーカルが始まり、曲は流れるように進んでいく。サビのパルプオルガン系音色や、曲間でのギターリフが良い味を出しています。
曲自体に大きな抑揚があるわけではありません。ですが曲を聴き終えると、心の奥に大きなジワッとした何かを残していくのです。