音楽とお酒をこよなく愛する男のブログ

ソムリエ兼日本ワイン検定1級合格者(日本ワインマスター)が音楽とお酒を平易な言葉で語る。

【泡盛/泡盛×樽熟系】DANRYU 暖流(だんりゅう)

泡盛泡盛×樽熟系】DANRYU 暖流(だんりゅう)

琉球泡盛/原材料:米こうじ(タイ産米)/ 30度/ 黒麹/オーク樽熟成/沖縄県うるま市/㈲神村酒造
◆香り:第一印象は、やや強め。特徴は 、米の穏やかな香りと、熟成香。 ふくよかに広がる。
◆味わい: アタックは、まろやか。 米の甘みと、樽の熟成感が、ちょうどよく交わる。コクも適度。 ボディもそれほど厚くない。
◆余韻: 米の旨みと、樽の熟成感が続く。
◆総合: 泡盛の良さとウイスキーの良さがミックス。古酒でもない。 こういう泡盛も良いよね。720ml、2000円前後。 

【麦焼酎/雰囲気のある香りと旨味系】天の刻印(てんのこくいん)Black

麦焼酎/雰囲気のある香りと旨味系】天の刻印(てんのこくいん)Black

麦焼酎/原材料:麦(国産)、麦麹(国産麦)/ 25度/黒麴/常圧蒸留/宮崎県延岡市/佐藤焼酎製造場㈱
◆香り:第一印象は、やや強め。特徴は、 麦的な香りと、少し独特の香り。
◆味わい: アタックは、まろやか。麦の甘味、旨味、コクのバランスが良い。
◆余韻:爽やかながら、しっかりとした旨味が続く。
◆総合:雰囲気のある香りと、前半あまりながら、中盤以降の旨味。 何気に美味しい。1300円程度。ちなみに、フタ止めのシールと、その外しやすさも何気に嬉しい。

【芋焼酎/前半スムース・後半旨味系】ヤマトザクラヒカリ

芋焼酎/前半スムース・後半旨味系】ヤマトザクラヒカリ

 

芋焼酎/原材料:さつまいも(鹿児島県産)、コガネセンガン/米こうじ(国内産米)/白麹/ 25度/常圧蒸留/鹿児島県いちき串木野市/大和桜酒造㈱
◆香り:第一印象は、やや強め。さつまいもの甘く、爽やかな香り。 気持ちよく広がる。
◆味わい: アタックは、スムース。さつまいもの甘味、旨味、コクのバランスがとても良い。ボディにそれほどの厚みはない。
◆余韻:じわっとさつまいもと米の旨みが続く。
◆総合:バランスの良い綺麗な味わい。 前半のスムースさから、後半への味わい深さへの流れが素晴らしい。 美味しい。

【ウイスキー/異国情緒系】RYOKA 琉歌 NEW BORN 2023

 

ウイスキー/異国情緒系】RYOKA 琉歌 NEW BORN 2023

ジャパニーズウイスキーシングルモルト沖縄県沖縄市/新里酒造㈱(州歌蒸溜所)/熟成樽:アメリカンホワイトオークオロロソシェリー樽、スパニッシュヴァージンオーク樽

◆香り:第一印象は、やや弱め。 特徴は、干した葡萄、カカオ、モルト、スモーク感などが交じり合う。
◆味わい: アタックは、刺激的。スパイシーさに覆われつつも、 中心には モルトの甘味、旨味、コク。少し甘味が前に出るかな。
◆余韻:複雑味の中のモルトの旨味が続く。 
◆総合:スパイシー感で始まりながら、しっかりモルト感も味わえる。考えつくされて、行き着いた味わいの一つ。美味しいですよ。僕は好きです。1万円台。

 

 

【赤ワイン・酸味と果実感の両立系】田崎正伸 ピノ・ノワール 2022

【赤ワイン・酸味と果実感の両立系】田崎正伸 ピノ・ノワール 2022

日本ワイン/北海道小樽市/ブドウ品種:ぶどう(北海道余市町産)・ピノ・ノワール/生産者名:北海道ワイン㈱/ヴィンテージ:2022/GI Hokkaido

◆色
紫がかった、洗練された、明るめの、ルビー。
◆香り
第一印象は、やや強め。特徴は、赤い果実や イチゴの華やかな香り。りんごの爽やかな香り。 気持ちよく広がる。
◆味わい
アタックは、軽やか。少し酸味が際立ちつつも、果実感とコクが包み込む。渋味は控えめ。
◆余韻
酸味に包まれた果実感が続く。  重くなく、さっと引き上げる感じ。
◆総合
 酸味と果実感の両立。これらがバランスよく、適度なボディが支える。2千円台後半。美味しいですよ。

【芋焼酎/綺麗でまろやか系】大和桜 紅芋

芋焼酎/綺麗でまろやか系】大和桜 紅芋

芋焼酎/原材料:さつまいも(鹿児島県産)、紅さつま/米麹/白麹/ 25度/常圧蒸留/鹿児島県いちき串木野市/大和桜酒造㈱
◆香り:第一印象は、やや強め。爽やかな柑橘系の香りとともに、さつまいもの甘い華やかな香り。優雅に広がる。
◆味わい: アタックは、スムース。 さつまいもの甘味、旨味、コクがバランスよく合わさる。微妙に良い感じで辛味が覆う。
◆余韻:丁度よい旨味が続く。甘味のほうが前に出ながらも、辛味も感じさせる中で。
◆総合:バランスの良い、綺麗でまろやかな味わい。720mlで2,000円前後。これは美味い。

【麦焼酎/まろなかな甘味系】唐変木(どうへんぼく)

麦焼酎/まろなかな甘味系】唐変木(どうへんぼく)

麦焼酎/原材料:麦(国産)、麦麹(国産麦)/ 25度/黒麴/減圧蒸留/大分県佐伯市/ぶんご銘醸㈱
◆香り:第一印象は、やや強め。特徴は 、麦の甘い華やかな香り。
◆味わい: アタックは、まろやか。麦の味わいと共に、まろやかさ、旨味。
◆余韻:柔らかい旨味が続く。
◆総合:丸みのある柔らかい味わい。1000円前半。十分でしょう。

【米焼酎/丸みのあるまろやか系】 六代目百合 轉禍為福(わざわいてんじてふくとなす)

米焼酎/丸みのあるまろやか系】 六代目百合 轉禍為福(わざわいてんじてふくとなす)

米焼酎/原材料:米(タイ産)、米こうじ(タイ産米)/黒麹/常圧蒸留/ 25度/鹿児島県薩摩川内市/塩田酒造㈱

◆香り:第一印象は、 やや弱め。甘い米の香りが広がる。
◆味わい: アタックは、まろやか。柔らかい甘味、しっかりとした旨味、コク。
◆余韻:まったりとした米の旨味が続く。 
◆総合:丸みを帯びた味わい。どこかブランデーのよう。ボトルも意識してるのかな。1500円前後。 

【赤ワイン・奥行きのある味わい系】高畠 マジェスティック ローグル ブルー 青おに 2019

【赤ワイン・奥行きのある味わい系】高畠 マジェスティック ローグル ブルー 青おに 2019

日本ワイン/山形県東置郡/ブドウ品種:ぶどう(高畠町産)メルロー 78% カベルネ・ソーヴィニヨン 19% プティ・ヴェルド 3%/熟成: 樽内 24ヶ月 新樽率 55%/生産者名:㈱高畠ワイナリー/ヴィンテージ:2019

◆色
華麗な、少し暗めの、ルビー。
◆香り
カシスやスミレの華やかな香り。軽いバニラの甘い香りや香ばしさ。優雅に広がる。
◆味わい
アタックは、なめらか。適度な酸味 心地よい 渋み ちょうど良い果実感がバランスよく交わる。フルボディタイプ。
◆余韻
心地よい 収斂性が続く。
◆総合 
山形県高畠町で欧州種を育て、ブレンドするとこういう味わいになる。4,000円前後。奥行きのある納得の味わい。美味しいですよ。

 

【ウイスキー/スイーティ&スモーキー系】玉兔(ぎょくと)2023 Edition

ウイスキー/スイーティ&スモーキー系】玉兔(ぎょくと)2023 Edition

ジャパニーズウイスキー/ブレンテッド/富山県砺波市/三郎丸蒸留所/若鶴酒造

◆香り:第一印象は、やや弱め。 特徴は、スモーキー系やモルト系が柔らかく香る。
◆味わい: アタックは、スっと入る。中盤から、柑橘系のフレーバーに包まれた甘味、モルトの旨味。
◆余韻:じんわりとモルト感が続く。 
◆総合:不思議な気分に包まれるブレンデッド。ウイスキー

【麦焼酎/スムース&コク有り系】黒麹仕込 つくし

麦焼酎/スムース&コク有り系】黒麹仕込 つくし

麦焼酎/原材料:麦(豪州、日本)、麦麹/ 25度/黒麴/常圧蒸留/福岡県筑後市/西吉田酒造㈱
◆香り:第一印象は、やや強め。特徴は 、麦のどっしりとした香り。
◆味わい: アタックは、すんなりと。前半はスムースに始まりながら 、後半から麦の甘味、旨味、香ばしさ、コクが押し寄せる。
◆余韻:麦のじんわりした旨味が続く。
◆総合:スムースに始まり、 中盤以降しっかりと味わえる。 ありそうでない。 美味しい。

 

【純米酒/甘味、辛味、厚み系】黒牛 純米酒 原酒 あきあがり

純米酒/甘味、辛味、厚み系】黒牛 純米酒 原酒 あきあがり

原材料:米(国産)山田錦100%、米こうじ(国産米)/精米歩合:麹米・酛米50%、掛米60%/和歌山県海南市/㈱ 名手酒造店

◆香り:第一印象は、やや強め。特徴は 、米のまろやかな甘い香り。メロン。花梨。豊かに広がる。
◆味わい: アタックは、スムース。米の甘味、辛味、旨味、コク。次々と押し寄せる。
◆余韻:米の甘味に包まれた旨味が続く。
◆総合:辛口さもありながら、比較的甘味が出てくる。ねかせたまろやかさ。 厚みのあるタイプ。

 

【音楽・ライヴレポート】indigo la End ‘24/1/7(日) 大阪フェスティバルホール「藍衆」

indigo la End TOUR 2023-2024「藍衆」

セットリストは、こちら。
https://www.livefans.jp/events/1571423

以下、特に印象に残ったものを記しますね。

オープニング
・扉からメンバーが一人ずつ出てくる。
・階段を上り、花瓶にさしてる青色の花を一本抜き取る。
・栄太郎さん→後鳥さん→長田さん→絵音さん
・客席に向かってお辞儀をし、定位置へ。

カンナ
・明るく感じさせつつ、切ない曲。
・ステージ上では、バンド後方で歌詞が全編掲載。
・この言葉選び、感じ取って欲しいのかな。

冬夜のマジック
・今回のツアーで久々に生演奏を聴いた気がする。

パロディ~心の実
・このつながり、ライヴならでは。

チューリップ
・生歌、いつ聴いても泣けます…

ヴァイオレット
・チューリップの直後でも、しっとり聴かせます。
・ステージ照明で、メンバーの影がバックに映る演出、Good!

幸せな街路樹
・僕にとっては、今回のツアーの目玉。
・ずっとこの歌を生で聴きたかった。
・絵音さん曰く「昔に書いた曲。言いたいことは(今も)変わってない。」
・藍楽詞集でのコメントを読み直した。
・以前よりは、この名曲を少し理解できた気がする。

エンディング
・オープニングの逆。
・メンバー一人ずつ階段に上り、青色の花を花瓶に戻す。
・客席に向かってお辞儀をし、扉から出ていく。
・栄太郎さん→後鳥さん→長田さん→絵音さん
・次の会場へつなげる意味合いもあるのかな…

絵音さんもより饒舌で(笑)、素晴らしいステージでした。

【白ワイン・みずみずしさとコクの両立系】TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2022

【白ワイン・みずみずしさとコクの両立系】TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2022

 

日本ワイン/広島県三次市/ブドウ品種:ピノ・ノワール100%(広島県三次市産)自社農園100%/樽発酵、樽熟成 約5ケ月/生産者名:㈱広島三次ワリナリー/ヴィンテージ:2022

◆色
桜色がかった、透明感のある、明るい、グレーイエロー。
◆香り
第一印象は、やや強め。特徴は、青りんごの爽やかな香り。アーモンドの香ばしい ニュアンスも。気持ちよく広がる。 
◆味わい
アタックは、スムース。みずみずしい果実感とコク。厚みのあるタイプ。酸味は控えめ。
◆余韻
心地よい果実感が続く。
◆総合 
透明感のある繊細でコクのある味わい。樽熟でも、しつこい樽感は無い。 白のピノ・ノワール。 5000円代半ば。一飲の価値あり。美味しい。白夜。ネーミングも良いですね。

【赤ワイン・樽感の柔らかいテンプラ系】プレステージクラス テンプラニーリョ 2018

【赤ワイン・樽感の柔らかいテンプラ系】プレステージクラス テンプラニーリョ

 

日本ワイン/山梨県笛吹市/ブドウ品種:ぶどう(山梨県産)テンプラニーリョ100%/生産者名:㈱ルミエール/ヴィンテージ:2018/GI Yamanashi

◆色
少し茶色がかった、落ち着いた雰囲気で、 やや 暗めの、ルビー。
◆香り
第一印象は、やや弱め。プラムの華やかな香り。 かすかにタバコのスモーク感。穏やかに広がる。 
◆味わい 
アタックは、スムース。 柔らかい酸味と渋味、 適度な果実感。樽のまろやかさ。 ボディは ミディアム。
◆余韻
 心地良い渋味が穏やかな果実感とともに続く。
◆総合 
樽熟成で繊細に仕上げられた日本のテンプラニーリョ。 バランスの良い柔らかな味わい。グラスを重ねるたびに、奥深さを感じる。美味しいですよ。4000円代半ば。価値あり。